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お菓子のおいしい食べ方<保存版>発行!


発行!・・・と言っても、書いてプリントしてちまちま4つ折にしたものですけど
いつも、お菓子をお渡しする時に、「○○は冷蔵から出して30分位常温に置いて、○○はレンジ弱で20秒弱温めた後トースターで、○○はトースターで・・・」といちいち口うるさい説明をさせて頂いています。きっと「この姉ちゃん、めんどくせぇなぁ」「レジどんくさい上に長いことしゃべんなぁ」と思われているに違いありません とにかく、お渡ししたお菓子を一番良い状態で食べて頂きたい、と思うのでこうなってしまうんですが、説明の必要なお菓子ばかりを購入される方には、レジの後えらく長い説明になってしまいます。ただ単に「こうして下さい」だけじゃなくて「冷えすぎるとバターが・・」という何故かの理由から入るもんで、きっとウザイでしょうねぇ。何故かというのは、ざっくり言うと、保存の温度とバターの美味しい温度と小麦粉のまずくなる温度の関係があります。そして、その説明も虚しく「そのまま食べちゃった♪でも美味しかったよー」ってお客さんもチラホラ。それを聞いて「いやいや、トーストしてもらったらもっとウマイんですよ!」と、またウザイ説明をしてしまう私。
こんなやり取りが何度かあったので、これは食べ方を書いてお渡ししないと!と作ってしまいました。ずっと持っていて欲しいので<保存版>とかにして紙もクラフトの良いのを使いました。めんどくさがりさん、捨てないでくださいね。
この「おいしい食べ方」は数日前からお店のカウンターに置いています。まだの方は次回お持ち帰りくださいませ。

ここからちょっと小話。いや長話。
お菓子以外はどうでも良い方、いつもは読み飛ばしてくださいと書きますが、今日は是非読んでください。
今日、友達と話をしていて出てきた話題。最近いつも私の頭にある問題でもあります。長くてうまく伝わらないかもしれないですが、読んで頂けると嬉しいです。
自分がお店を始めてから、売る側、買う側、消費行動、世の市場とは、、、という事に物凄く疑問が沸いてきたんです。町のケーキ屋さんに行くと、閉店前でも沢山のケーキがショーケースに入ってる。それ捨てるの?明日売るの?明日売れるように保存料が入ってるの?・・・お母さんがお昼ご飯に作ったのはお昼に食べる、これは当たり前ですよね。明後日の晩御飯用に腐らない薬入れて作っといたよ、なんて無いですよね。私たちは、沢山ディスプレイされている中から必要なモノをチョイスして購買する、というのが当たり前になってます。当然、お店側はチョイスしてもらうために、あらゆるものを品揃えしておかなければなりません。食べ物ではない賞味期限の無いものならまだしも、食べ物は品揃えしていると、売れ残りロスが必ず出てきます。そうすると、ロス分を考慮した原価にしないといけません。言わば「捨てるモノのため」の原価です。なら、バターじゃなくてマーガリン、生クリームじゃなくてデコレーションの崩れにくい安定剤の入った植物性ホイップクリーム・・・とお店側は考えざるを得ないです。ちょっとでも賞味期限を延ばすためにコンビニの腐らないおにぎりとか、殺菌液にどっぷり漬かったカット野菜とかね。あるいは、もっと売れるように容器は豪華に、中身は安上がりに・・・。これっておかしくないですか?何故こうなってしまうのか?
答えは、儲からないといけないからです。当たり前といえばそうなんですけど。もっと掘り下げて考えました。
今の日本は「人より自分がどれだけ得するか」という考えが基準になっている気がします。これはお金だけじゃなくて、モノや時間もそうです。例えば、モノなら、牛乳の棚から一番奥の賞味期限の長いものを取ろうとする=他の人が賞味期限が短いの買っても、売れ残ってお店が損しても、私が得するからいいの。はたまた時間なら、交差点で歩行者を止めてでも先行く左折車=オレは急いでるからゆっくり歩いてるじじいなんか待ってられるか。
お金を持っているあの人は偉い、ビジネスを成功させて有名になったあの人がスゴイ、金持ちの知り合いが多いあの人はいいなぁ、贅沢できるだろうなぁ、働かなくてもジャブジャブお金が入ってきたらいいなぁ、あの人、あんな短時間で楽してお金稼いですごいなぁ。
道徳的に口には出さなくても、こういう風に考えている人って溢れてますよね。
果たしてそうでしょうか?お金をもってるあの人=他人に損させて自分が得して来た人、有名になった人=他人よりコネがあってゴマスリが上手で戦略的だった人、金持ちばかりと付き合うあの人=貧乏人に人権を認めない冷酷な人、、、かなり極端ですが、こんな感じだったりしませんか?もちろん全員がそうじゃないですよ。
かくいう私もどっぷりこの考え方で、長年の会社勤めで効率主義、利益主義のスリコミも手伝って、他人より自分が得したい人でした。牛乳や車の話はかつての私の話です。でも、今売る側に回って考えさせられました。そういう消費者の行動でお店側の行動も変えざるを得なくなる。そのサイクルが大きくなって市場が動いているから、大量生産の工場製品が安かろう悪かろうでも良く売れる。それを買った人が幸せになりますように、なんて作っているとバカを見ると。不景気や格差社会で、自分が大変なんだから他人なんてどうでもいいよ。どんどん他人を思いやらない社会の出来上がりです。福島の人の想いを全く無視した川内原発の再開は、この考えの賜物ですよね。
どうやったらこの利益主義社会のサイクルを止められるのか?
それは、「人より自分が損をする」事だという答えに行き当たりました。損するっていうと変な言い方になりますが、牛乳は賞味期限ギリギリの手前のものでも、割引されていない値段で買う=スーパーは割引せずに済むしロスが減るから、仕入れ値は高めだとしてもその商品をまた入荷する。多少のキズがあったり曲がってるものでも無農薬や有機栽培の野菜や果物を買う=見た目は悪くても薬品に頼らない自然に育ったものの流通量が増える。何事にも利益を求めるんじゃなく、モノに込める人の想いを重視する。既製品ではなくて人が手作りしたものを選ぶ。パッケージや宣伝文句に関係なく中身を重視する。どちらの方が良いか品定めしない、思わずしたら悪い方を選ぶ。自分が損して他人が得をしたら、自分が損する立場で良かったなと思う。
皆がこの考え方になったら、人が幸せになるモノを身を削ってでも作ろうとする人が増える、世の中に相手を思いやったモノが増える、買った人は幸せを感じて、人に、世の中に感謝する。こうなったら理想ですよね。
これはあくまで私個人の考え方で、自分もこの考え方で全て行動できているわけではありませんが、売る側に立って初めて、一消費者としてのかつての自分をすごく反省しました。
ものすごく長くなってすみません。少ない読者の皆さんに少しでもこの想いが伝わるといいなと書きました。
最後まで読んでくださってありがとうございました


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Savoureux(さぶるー)とはフランス語で「おいしい」とか「香ばしい」という意味です。

素材にも作り方にも妥協せず、焼菓子はしっかりと焼き込んで香ばしく、生菓子は絶妙な味のハーモニーと口溶けを追求し、感動するお菓子作りを目指しています。

このブログでは、日々製造するこだわりのお菓子の数々を、作り手独自のウンチクと共にご紹介していますのでごゆっくりご覧下さいませ。

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