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2017/07
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お休み中の話1。シランフーナーの暴力

皆さん、お正月明けのお仕事も徐々にリズムを取り戻してきた頃でしょうか?

私は1月5日から4日間、大阪を離れて、人生最大のツライ旅に出ました。
せっかく休みをとって、なんじゃそりゃ??
って思われるでしょうが、「今行かなければ」という思いに突き動かさて、辺野古に行って来たんです。
12月初旬から積み重なった過労の疲れを癒すのに、ちょっとゆっくりするとか、ボケーッっとするとか、本当はしたかったんですけどね。
頑固一徹単細胞職人は、そんなタチなんですよ。。。


考え過ぎからの知恵熱のようなものだと思いますが、行きの飛行機の中からずっと絶え間なく頭痛がしていて、大阪に帰ってきた今でも続いています。
まだ、色々な事が整理できずにいますが、自分ができることを少しずつやるしかない、と、重くて鈍い頭を使いながら書いています。
ヒドイ頭痛がするほど考える事が多くて、そんな内容をまとめて一度に書けないので、何日かに分けて書いていこうと思います。
少しでも多くの方に読んで頂けると嬉しいです。


まず、何がそんなにショックだったのか、というところから。

「シランフーナーの暴力」(知らんふりの暴力)

無知、無関心、見て見ぬふり、知らぬふり。
こんな私自身が、加害者であり、日々の幸せは誰かの犠牲の上に成り立っていたことを知って凹みました。
誰だって、知らないうちに自分が加害者になっていたらショックじゃないですか?

旨い食材を探して、どれだけ旨いお菓子に作り上げるか、という事に没頭していられたこと、
お客様方に嬉しい反応をもらって、ちっぽけだけど、私は日々幸せだなぁと感じていたこと、
この背景には誰かの犠牲があったという事を知りました。


あまり周囲には話していませんでしたが、旅に出る前に数人に、
「辺野古に行くんです」
と言って、基地問題に結びついた人は半分以下。
「ゆっくりして来てね」
「おいしいもの食べてきてね」
・・・なんかズレてます。
ゆっくりするつもりも無ければ、旨い店を転々とグルメツアーに回る気も一切ないんですけど。。。

「辺野古って和歌山だったっけ?」
なんていう、世の中と乖離した人もいて唖然としました。


今の世の中の動き、日々の自分の生活に身近に関わっていないと、
どうでもいいし、
めんどくさいし、
なんだかよく分かんないし、
知ると、世の中は悪いことが多くてしんどくなってくるし、
知ったところで、何が変わるってもんでもないし、
・・・って、なるのは仕方ないことなのかもしれません。
また、そうやって日々を過ごす事が、自分の生活を維持するための自己防衛なのかもしれません。

でもこれが正に、知らないことで誰かを犠牲にしてきた「シランフーナーの暴力」なんですよね。

以前チラッとこのブログでもお話したのですが、私は20代のときに何度も沖縄を訪れていて、大の沖縄ファンでした。
この、自称沖縄好き、沖縄フリークの私は、本当の沖縄を何も知らなかった。
というより、きれいな海や山、沖縄料理、観光スポット、楽しいことばかりしか知らず、戦争に関連する負の部分は見ようとしませんでした。
だって、せっかく時間もお金も使って沖縄旅行に来て、楽しくない事に眼を向けるなんて、勿体無いし意味がないわ、なんて思っていたんですよね。

沖縄には、数年に渡ってしょっちゅう行っていたのですが、最後に行ったのはもう10年以上も前です。
行き始めた頃に比べて、なんとなく沖縄熱が冷めたといった感じで行かなくなりました。
都会の喧騒から離れて非日常を求めて旅行しているのに、海でも山でも、沖縄各地で大規模に工事が行われて、どんどん開発が進んでいたり、
最初の頃は、沖縄の人はみんな優しくて親切で楽しくて、と思っていたのに、「どうせあんたは本土の人でしょ」という蔑視というか、うちなーぐち(沖縄の方言)を習得しようとしたり、どれだけ熱心な沖縄ファンであっても、入り込めない壁を作られてしまうという感じがして、(なぜ沖縄人がこういう態度だったのかも今回分かりましたので後述します)
「んーー、もう沖縄いいかナ。もう存分に満喫したしねぇ。」
と、本当に見なければいけないところを見ないまま、沖縄熱が終息。


今回、改めて違う視点で沖縄を周って気付いたのが、
「沖縄って自然が多いわ~。あっちもこっちも、森がいっぱい~♪」
と思っていた所の殆どが基地だったということ。
・・・本当に無知のバカでした。

Googleマップを見ても明らかなんですよね。

※グレーの部分は基地。日本ではないんです。

沖縄の基地マップ(※沖縄県サイトから拝借)

空港のある那覇から北部の拠点の名護までは、車で下道だと2時間以上かかります。
沖縄って、行かれたことない方はイメージが少ないと思いますが、南北にとっても長くて、結構広いんですよ。
その中に置かれる基地もかなりデカイです。
国道を走る途中は、延々と基地を横に見ながら走るんですよ。


さて、脱線した話を少し戻して、今回辺野古に行くぞ!と決めた一番の目的は、
真実は何なのか?を実際に見に行くためでした。
辺野古問題だけではなくて、普段から政治に関わる問題を、本土では、右派(大手メディアだと、フジサンケイグループ(産経新聞=関西圏で強い、フジテレビ、ニッポン放送など)や読売グループ(読売新聞、日本テレビ、読売テレビなど))が流す情報に、どうも一部を切り取ってデマまがいの事が取り上げられていて、私の周りだけかもしれませんが、それを信じている人が相当数いるようだと感じていました。
安保の時でもSEALSの取り上げ方に、メディアで大きな違いがありましたよね。
ネットで調べても政治関連で上位に来るのは、こういった右派と思われる人が流す情報が先に出てきます。
(右翼系の情報操作部員が多く存在して、アニメオタクやらゲームオタクやらのネット住人に成りすましているとも言われているようです)

そして、草の根活動!?的に(目的がなんだかよく分からない)署名を集めて回る幸福実現党員もいました。
「現在の世界情勢から日本は危機的状況にあるので今こそ軍事力を高めて、強い日本を取り戻して戦うべきだ!」
と若者に危機感を募らせて勧誘活動をする、極右の戦争賛成派です。
私も、話を聞いて歴史の色々を教えてもらって、「えー!そうだったの!!」と危うく取り込まれそうになりましたけど、よく考えたら納得できないことがいくつもあったんですよね。

その党員は、辺野古に行った事もないのに
「あ~、あの人たちはお金もらうためにやってるだけですわ。ゴネればゴネるほどお金がもらえるのん、知っとるんですわ。」
こんなデマを吹聴して回ってるんです。

「私、昔沖縄にしばらく行ってて辺野古にも泊まってたことありますけど、それ、違うと思いますよ」
と言うと、その党員はかなりタジタジになっていました。
まさか、辺野古に行ったことのある菓子屋だとは思ってなかったんでしょうね。

かくいう私も、実際に辺野古に泊まった時には、基地問題には無関心でやんばるの自然を満喫していただけなので、「基地建設反対~」といかいう声があるのは知っていましたが、お金でやっているわけじゃない、という確証はありませんでした。
ただ、泊まっていたところの宿主も反対運動をしていたのですが、その人の生活を知っていたので思わずこう反論したんです。

同じように、基地のゲート前で非暴力の座り込みで声を上げる人たちが、みんなのお弁当をまとめて買いに行って配っているところを撮影して、
「お金をもらってやってる座り込みバイトは、お弁当まで支給されている」
とかいう報道もあったそうです。
現地に行ってみましたが、皆さん、宿も、交通費も、ご飯も自費でしたよ。
「このためにお金作って、自分の時間を割いて来てるのに、お金くれるんなら欲しいわ」と言っていました。
仕事の休みを使って来たり、出勤する前に早朝行動だけ来る人も沢山います。
続けられる限り、と自分の生活を全てこの運動に捧げている人もいました。
本土では報道されていませんが、そんな有志が日本各地からだけでなくて世界中から来ていました。

報道と真実、なんだかズレがあります。
「全てウソじゃないかもしれないけど、全て本当なワケないよね。でもそれは沖縄好きの私の希望的観測なのかもしれない。」
実際はどうなのか、自分の目で確かめたかったんです。

「辺野古の人はお金をもらえるから賛成している」という報道もありました。
これも確かめたかった。
実際に行ってみると、座り込みに参加している辺野古住民は確かに少なかったんです。
「やっぱり辺野古住民は賛成なの?」
これはとても、「そうだ」「いや違う」の一言で片付けられる問題じゃない事を、現地に行って初めて知りました。
沖縄の複雑でとても悲しい事実。それを知った時は、涙が止まらなくなりました。
知らなかったこと、知ろうとしなかったこと、本当にゴメンナサイ。
ウチナンチュ(沖縄人)がヤマトンチュ(日本人)を見る眼が違うのは当然だった。
武器の変わりに三線を持つウチナンチュは、唄うしかなかったんです。
毎日座り込んでは排除されるゲート前でも唄っていました。

長くなりましたので、また続きは明日に書きます。

少しでも知ろうと思って最後まで読んで下さった方、ありがとうございます。
暗い気持ちにさせてしまったら申し訳ないです。


ニュースの視点:沖縄・辺野古の闘い~映画「圧殺の海」より~
https://www.youtube.com/watch?v=zav2R1JBngA


辺野古ゲート前 早朝行動
https://www.youtube.com/watch?v=fq9Ov9fKcuQ


島ぐるみ会議
http://shimagurumi.org/


辺野古リレー
https://henokorelay.wordpress.com/


Targeted Village / 標的の村 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=raJ8vTr8r4c


リテラの記事
http://lite-ra.com/2016/01/post-1874.html


BLOGOSの記事
http://blogos.com/article/108458/


沖縄の米軍基地 ─「県外移設」を考える
http://www.amazon.co.jp/%E6%B2%96%E7%B8%84%E3%81%AE%E7%B1%B3%E8%BB%8D%E5%9F%BA%E5%9C%B0-%E3%80%8C%E7%9C%8C%E5%A4%96%E7%A7%BB%E8%A8%AD%E3%80%8D%E3%82%92%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%8B-%E9%9B%86%E8%8B%B1%E7%A4%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E9%AB%98%E6%A9%8B%E5%93%B2%E5%93%89-ebook/dp/B0162P5QS2


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Savoureux(さぶるー)とはフランス語で「おいしい」とか「香ばしい」という意味です。

素材にも作り方にも妥協せず、焼菓子はしっかりと焼き込んで香ばしく、生菓子は絶妙な味のハーモニーと口溶けを追求し、感動するお菓子作りを目指しています。

このブログでは、日々製造するこだわりのお菓子の数々を、作り手独自のウンチクと共にご紹介していますのでごゆっくりご覧下さいませ。

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